リクルート

二人の本部長から学生の皆様へ

取締役 営業本部長
渡辺晴彦

営業職を希望する学生のみなさまへ

物産アニマルヘルスは、動物との暮らしを通して全ての方々が癒され、共に笑顔で健康的な生活を送ることができる環境をめざしております。
そんな、動物の健康に深く関わる事業に取り組んでいる当社には、動物が大好きで入社した社員が数多く在籍しており、とりわけ営業部門のメンバーは、好きな動物に日々関わる事ができることを喜びとして業務に取り組んでおります。
実際の営業活動においては、製品が提供できる価値を通してお客様に満足と感動をお届けできるようなソリューション営業を心掛けております。
そのような業務の中で、個の持つ能力に気づきを与え、潜在能力を引き出しながら社会人として成長し、個人・組織の発展に貢献できるよう社員教育にも取り組んでおります。
私たちは、動物が好きで心の温かい人々と共に、当社の理念実現に向けて今後も日々たゆまぬ努力を続けていく所存であります。そのような方にぜひ入社いただき、共に仕事ができることを切に希望しております。

取締役 営業本部長 渡辺晴彦

取締役 開発本部長
中井正博

開発本部長への6つの質問

当社は、様々な動物のための医薬品や製品を、おもに獣医師の先生を通してペットの飼い主の方々や畜産動物の生産者の皆様へ、お届けしています。
それら製品の開発責任者である中井開発本部長にいくつか質問をしてみました。
学生の皆様に、少しでも当社の未来を感じていただければと思います。


【Q】
当社の企業理念『私たちは、科学の力で新たな価値を創造し、動物たちの健康を支え、人々の笑顔あふれる暮らしに貢献します』に含まれる「科学の力で新たな価値を創造する」とは、具体的にどのようなことをお考えですか?
【A】
例えば、猫の死亡原因のトップは慢性腎不全と言われていますが(犬では癌)、近年の研究により、腎機能低下を早期に検出できるマーカーが見つかり、一般の動物病院でもまもなく利用できるようになると聞いています。従来の指標(クレアチニン;Cre)では腎機能の75%が障害を受けていても値が正常範囲内のこともあるそうですが、新しいマーカーはCreの変化より1年以上も早く腎機能が評価できます。このマーカーで腎機能の低下をいち早く把握することにより、従来より早く医療が介入できるようになります。このような技術の進歩は、ペットの病気の悪化を遅らせ、家族との幸せな時間をより長くさせる可能性を秘めています。

また、心疾患や腎疾患等の慢性疾患の内科的治療では、薬剤をペットに毎日投与し続けなければならず、飼い主の方々やペット自身のストレスになっていると思います。もし、新しい技術を用いて投薬が1週間に1回または1ヵ月に1回にできれば、そのストレスを大きく軽減させることができるのではないでしょうか。当社では新しい効果のある化合物の応用だけでなく、そのような新技術の応用を含めた製品開発も大きなテーマとして取り組んでいます。
実は、私自身も最近、愛犬のゴールデンレトリバーを15歳で亡くしました。そのときに感じたのは、ペットの終末期介護はそれまでの素敵な思い出を帳消しにしてしまうぐらい大変だということでした。

ペットの寿命が伸びる中で「少しでも長く、ペットが健康で幸せに家族と暮らせる」時間を、製品やその医療に関する情報を通じてお届けするのが当社の使命であると考えています。


【Q】
高品質で信頼性に優れた医薬品の開発にあたり、重要な事は何だと思われますか?
【A】
医薬品は、有効性はもちろんのこと、安全性が何よりも大切です。医薬品を正しく安全に使っていただくために、治験(医薬品の承認申請のための臨床試験)や市販後の調査から得られた安全性に関する質の高いエビデンスを、営業担当者から獣医師の先生にフィードバックすることが重要と考えています。


【Q】
現在当社が市販している医薬について、開発時の記憶に残るエピソードがあれば、お聞かせください。
【A】
2014年秋に日本で初めての動物用抗てんかん薬「コンセーブ錠」を発売しました。コンセーブ錠は「犬の特発性てんかん」という疾病におけるてんかん発作をコントロールする薬剤です。

動物は自ら薬剤を飲んでくれませんし、獣医師の問診にも答えてくれませんので、動物用医薬品の治験では、獣医師の先生は勿論ですが、飼い主の方々のご協力が不可欠です。コンセーブ錠の治験では3ヵ月に2回以上のてんかん発作を認める家庭飼育犬を投薬対象としましたので、飼い主の方々に、投薬開始の3ヵ月前から、投薬を開始してからの3ヵ月間までの計6ヵ月間の長期にわたり、てんかん発作の回数や状態、投薬後の行動を記録していただきました。
このようなご協力により、有効性や安全性のエビデンスが豊富な医薬品を開発することができました。

一方で、コンセーブ錠を投与した対象犬1症例の有効性や安全性を明確に把握するのに、約半年間必要でしたので、申請に必要な症例数を集めて治験を完了するのに3年間を要しました。社内からは「申請はまだなの?」とか「いつまで待てばよいの!」など言われながら治験を続けました。開発担当者が申請した後には開発部門の皆で苦労をねぎらいました。


【Q】
当社は「全社の成長を通じて社員の成長を支援し、能力と個性が発揮できる活躍機会を提供する」としていますが、製品開発の面から見てどのようにお考えですか?
【A】
当社では意思決定がなされた開発品目には開発担当者が指名されます。製品の承認申請には、有効成分そのものや製品の製造方法の検討や安定性(保存方法など)に関する試験、毒性試験、対象動物の安全性・薬理・吸収等に関する試験、臨床試験など様々な試験を実施しなければなりません。これら試験にはその領域の高い専門性が求められますので、開発担当者は同僚・先輩・上司や試験委託先の協力を得て業務を推進します。

そのためには、業務に取り組む真摯さとコミュニケーション力が大切だと考えています。このように仕事を通じて、人格形成を含めた個人の成長を促進しています。これは開発職だけの話ではなく、営業職にも当てはまると思います。
また、製品開発は決して開発部門だけの意思で動くものではありません。営業担当者が現場での声をもとに、製品改良や新製品開発を提案する機会もあります。

当社はキャリアアップの中でジョブローテーションを実施しています。自分自身では認識していない潜在能力を発揮できる場を積極的に作り、様々なチャレンジをしていただけるようにしています。


【Q】
中井本部長が長年製品開発に携わってこられて、特に印象に残っている動物用医薬品は何ですか?
【A】
1987年に入社して配属された動物薬の試験機関(旧栗東試験場)では「犬フィラリア症予防薬」開発の薬効試験が実施されていました。 昨年ノーベル医学/生理学賞を大村智博士が受賞されて話題となったあの「イベルメクチン」を有効成分とする動物用医薬品です。

日本で最初に発売された月1回投与で犬フィラリア症を予防できる薬剤の開発に関わる試験に参加できたことは素晴らしい経験でした。その後、有効成分の異なる予防薬が複数開発され、日本でフィラリア予防が急速に広まりました。犬の寿命延長にフィラリア予防薬が貢献したと言われていることは、嬉しいですね。


【Q】
最後に、このインタビューを見ておられる学生の皆様にメッセージをいただけませんでしょうか。
【A】
当社は動物の健康を支える医薬品等を販売する企業ですが、ペット向けの動物用医薬品を通じて、飼い主の方々に家族の一員としてのペットとの楽しい時間を、そして、畜産動物用医薬品を通じて家庭に安全で安心な生産物を届けるお手伝いをするという「やりがい」を与えてくれる企業です。動物の健康関連産業に興味を持ち、当社の企業理念に共感いただける方には是非当社を覗いていただきたいですね。

ありがとうございました。

物産アニマルヘルス
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